6月に多発する貧血・めまい症状

その貧血・めまいは本当に自立神経の症状ですか?

例年のことですが、6月に入るととご相談の中に朝から感じる体のだるさや、頭がふらふら・ふわふわしてはっきりしないといった症状を訴える方が多くなります。

 

 

軽い方だと貧血と受け止めている方が多いようです。

常に頭も体もだるく横になって休みたいとか、無気力感が強くなり、場合によっては「頭重感」や「めまい」、中には「うつ病」を心配するほど症状が重い方もいらっしゃいます。

夕方になると軽くなるというのもそういった心配をしてしまう要素かもしれません。

 

しかし梅雨明け、初夏頃には少し体が軽くなり、秋が来る頃にはすっかり元気になる為にたまたまそのとき調子が悪かった、程度の認識で終わっている方が多いようです。

 

湿度が高くなってきたときに生じるこれらの症状(体が重だるい・横になりたい・無気力感や眠気・めまいやふわふわ感など)は中医学的には「痰湿」、もっと簡単に表現すれば「水毒」とも呼ばれる証と捉えています。

体内に停滞する「痰湿」と呼ばれる老廃物が外気の湿度により活性化し症状を引き起こしていると考えています。

体が摂取する水分の量が自身の水分代謝量より多い場合に起きてくるトラブル体質の一つです。

 

 

○ 「健康・美容にいいから」と必要以上の水分を飲んでしまう。

○ 何となく口寂しさからお茶やコーヒーを常に飲んでしまう。

○ お医者さんに「よく水分を取りなさい」と言われている。

 

などの理由で必要量以上の水分を摂っていませんか?

 

「私はあまり水分をとってないよ」という方の中にも「冷え」や「胃腸虚弱」などから水分が停滞しやすくなり「痰質」を生じてしまう方が見受けられます。

 

「痰湿」が生じると体が重く感じ、手足はむくみやすくなります。

 

また一般的にはあまりのどの渇きは感じなくなり、のどが渇いても実際飲めるのは一口か二口で多くは飲めません。

 

また痰湿が停滞する部位によりめまいやふらつき、無気力感、女性の場合はオリモノが水っぽくなったりするなどの変化が現れます。

停滞部位により利用する漢方薬も変わってきます。

 

痰湿を持っている方は、空気中の湿気が高くなる5月後半から7月までの梅雨の季節は様々な症状が強く感じられるようになります。

これが「梅雨の頃からしばらく調子が悪い」と訴える人を増やす原因となっているのです。

 

痰湿は普段の生活習慣が大きく影響するトラブルだけに、まずは自身の生活習慣の見直しが必要です。

自分の体にあった水分摂取量をまずは見つけてください。

 

誰も彼もが「一日の水分量1~2リットル」という説はでたらめです。

 

普段から運動量が多く大量の発汗をするために多くの水分摂取を必要としている人もいれば、あまり動かない冷え持ちタイプで一日にそれほど水分を必要としない方もいらっしゃいます。

 

個々の体質に見合った水分摂取量を見極めることが大切です。

自分に合う水分量の簡単な見付け方は店頭で話をさせて頂いている方には良くお話しています。

 

興味があれば一度お店をのぞきにいらしてください。

 

しかしそれでも、もし梅雨前後に入ると体の不調を強く感じるような方は自律神経の異常ではなく痰湿を疑い漢方薬局にご相談下さい。

 

体質に合った痰湿除去の漢方が選べれば症状そのものは2、3日で改善するものと思います。