· 

繰り返す蓄膿症。改善できる方法お探しの方に。

蓄膿は漢方でも時間はかかりますがしっかり改善が効きます

「蓄膿症」を正しくご存知でしょうか?

 

一般には「慢性副鼻腔炎」を「蓄膿症」と呼んでいますが、本来人間の体が元々持っている空洞に膿がたまってしまう現象を「蓄膿症」と総称します。

ですから副鼻腔以外、胸腔・虫垂・子宮など、あらゆる空洞部位で蓄膿症は生じます。

ここでは一般的な蓄膿症=慢性副鼻腔炎に関して、店頭での経験則を書いてみようと思います。

 

まず最初に、ご相談に来られる方のほぼ全ての方が最初「蓄膿症」をアレルギー性鼻炎の延長線で考えていらっしゃいます。

が、この考え方は誤りです。

どちらも鼻で生じ、鼻炎や呼吸苦を主症状にするため混乱するかもしれませんが根本的に違う病気なので、まずここから認識を改めてください。

 

何が言いたいかというと

「蓄膿症はアレルギー性鼻炎が重くなったものではない(中にはそういう蓄膿症もありますが)ので、抗アレルギー薬や抗生物質を長く服用していても治りませんよ」

という事です。

 

最初に書いた通り、「蓄膿症」は頭蓋骨の空洞に膿が溜まってしまった病態です。

鼻水や後鼻漏(喉の方に鼻水が落ちてくる)等を止めるために鼻水のケアをするのは当然ですが、同時に、「空洞に溜まってしまった膿を排泄」しないと改善されません。

溜まっている膿がある限り、粘膜での炎症は繰り返し起きます。

抗生物質を服用して一時的に調子が良くなっても、少し疲れたり風邪をひいたりアレルギーの季節が来るだけで蓄膿症は再発します。

 

耳鼻科に長期通院してよくならず、当店のような漢方薬局にご相談に来られる方は最低でも2年は蓄膿症で通院をされています。

そして何度も再発を繰り返し、ひどい場合は医師から「蓄膿は治らないから症状が出るたびにすぐに来なさい。」と言われていることもあります。

 

「蓄膿症」は治ります。

ただその為には病院の対処療法だけでは足りないのです。

「蓄膿症」の改善には大きく分けて3段階の順序があります。

まず最初の段階で一番必要な事は「溜まっている膿を出すこと」です。

この為の時間は、症状の軽重・期間・年齢等によって変わってきますので一概には言えません。

 

またアレルギーの時期や梅雨時期等には一時的に症状が悪化しやすくなりますので、一度膿を出し切ったからといって第一段階クリアと思わず、症状があるたびに溜まっている膿を出す事が大切です。

 

そうやって出来る限り膿が溜まらない状態を維持できるようにしつつ、蓄膿症改善の第二段階は空洞表面の粘膜の強化を行うことです。

粘膜表面を拡大してみると繰り返し起きる炎症のために相当ぼろぼろに痛んでいます。

肥厚や浮腫なども起こり正常粘膜の状態とは掛け離れています。

溜まっている膿がなくなってもこの状態では何らかの刺激や疲労・ストレスが加重してくるとすぐにトラブルを引き起こします。

 

炎症を鎮め、粘膜の浮腫を改善し、正常な状態の粘膜を取り戻さなければいけません。

 

そして最後の第三段階として、何らかの刺激や疲労などがあっても副鼻腔が健全な状態を保つことができる「自己治癒力・自己免疫力」を高めることです。

 

この段階をきちんと踏まないと「蓄膿症」が改善する事はなく、一時的に良くなっても何らかのきっかけで毎年症状を繰り返すことになります。

 

各段階で、また体質やポイントとなる症状の軽重で利用する漢方薬は異なってきます。

「この薬を飲んでいれば最後まで面倒見れます。」といったものは存在しません。

ただ店頭での経過を見ていると、ある程度の年齢の方よりは小学生~10代後半の方は各段階までの改善が著しく早いように感じます。

 

病院で同じ薬ばかり毎回処方されている。

しかし何をやっても治らない。

繰り返すたびに症状が重くなっていく。

蓄膿症でお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひ漢方薬局でご相談になってみて下さい。