1.女性の月経周期

ご存知ですか?自分の体の中の出来事

女性は14歳前後で初潮を迎えると、およそ50歳前後まで、実に36年間に及び月経を繰り返します。


月経は赤ちゃんを宿すために肥厚した子宮内膜が、使われなかった場合に子宮からはがれ排泄される現象です。


健康な女性にとっては当たり前の生理現象ですが、体の中では複雑な内分泌ホルモンの相互作用によって、絶妙なバランスの上に月経は成り立っています。


具体的に月経周期は4つに分類できます。


卵胞期 - 排卵期 - 黄体期 - 月経期 の4つです。


少しダイエットをしただけで、ストレスが継続しただけで、不眠や栄養バランスの崩れなど不摂生な生活から自律神経のバランスが崩れ、4つの周期のどこかでトラブルが起きてきます。


また普段から貧血傾向を感じやすい・末端の冷えを感じやすいなど、常に何かの不調を感じやすい方は、普段月経周期に大きな乱れを感じていなくても注意が必要になります。


まずは毎月の月経周期はどのように起きているのか、なぜそのような変化が必要なのかを頭の隅に入れてください。


各生理周期で起きている事

〈 卵胞期 〉


卵胞期は基礎体温表中では低体温期にあたります。


自律神経系の働きで新たな卵子や子宮内膜を作り始める準備の段階です。


① ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH:視床下部より分泌)の作用で卵胞刺激ホルモン(FSH:脳下垂体より分泌)が分泌される。

② FSHの作用で卵巣では卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌を始め、卵胞内では卵子が育ち始める。

③ エストロゲン分泌の刺激で子宮内膜も厚くなり始めます。

 


〈 排卵期 〉


排卵期は基礎体表中では低温期から高温期に切り替る期間です。


卵胞から卵子が排出され、おりものが増えるなど変化が現れます。


妊娠希望の場合、この時期に夫婦生活のタイミングをあてていく事が、受精・着床につながっていきます。


① エストロゲンが一定の分泌量に達すると、その刺激を受け黄体化ホルモン(LH:脳下垂体より分泌)が分泌されます。

② LHの作用で成熟した卵胞は卵子を排卵し、卵胞から黄体に変化していきます。

③ 黄体からはプロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌され、基礎体温が上昇します。



〈 黄体 〉


黄体期はプロゲステロンの働きで子宮内膜がさらに厚く肥厚し、受精卵を着床させるための環境を整える期間です。



① 排卵後の黄体はプロゲステロンを分泌し続け、子宮内膜の肥厚を促します。



〈 月経 〉


受精卵が子宮内膜に着床しなかった場合、使われなかった子宮内膜は剥がれ落ちて体外に排出されます。


これが月経です。


① 子宮内膜に受精卵が着床しない場合、約二週間でプロゲステロンの分泌量低下が起こり、黄体は白体に変わり消えていきます。

② プロゲステロン分泌量の低下に伴い、子宮内膜は剥がれ落ち月経が起こります。

③ 基礎体温はプロゲステロン分泌料亭かと同時に下がり、低温期の体温に戻ります。


女性の体は、各ホルモンの分泌能が正常であれば、およそ26日から30日程度の周期でこのような変化が必ず起きています。